PDCAサイクルとは、
PDCAサイクル(PDCA cycle、plan-do-check-act cycle)は、
事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法の一つ。
Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の
4段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善する
出典:Wikipedia
と定義されいます。
PDCAサイクルという言葉は知っているけど、
- 具体的に何をしたらいいの?
- 実践しているけど改善されている気がしない。
- そもそも続かない。
などよく聞きます。
今回は多く見られる失敗を紹介し、解決策も合わせて紹介していきます。
マクロとミクロが混合している
PDCAサイクルを回す上で大前提なのが、マクロとミクロを分けて考えるということです。
〔マクロ〕
- 2年以内に年商10億を超える
ここでは現状と目標が乖離していても問題ありません。
〔ミクロ〕
- 営業力の強化
- 商品のクオリティーを上げる
- 顧客のリピートを増やす
- 購入後のフォローアップを強化する
など、現状に準じた目標を設定します。
マクロの段階では、プランをたてても行動の範囲が広すぎて直接的な原因究明につながらないので、数年スパンでPDCAサイクルを実践していきましょう。
年商10億ーP:起業など→D:準備(人脈、顧客確保、法律、資本など)→C:起業後の会社の将来性、実績評価など→A:今後の方針
以上のように、マクロの段階では、PDCAを高速で回すのは困難なので、PDCAサイクルはマクロよりもミクロの段階において積極的に行うべきです。
掘り下げが足りないままPDCAサイクルを回す
例えば、
年商10億を超えるという目標があり、そのためには広報力を付ける必要がある。
と定義します。
そのためには、
- 広告投資
- 自社メディアの確立
- ウェブコンテンツの充実
- DMを使う
など案が上がってきます。
〔DMを使う〕を例に、ここでほとんど掘り下げずにPDCAサイクルを回すと
P:DM(ダイレクトメール)を利用しよう→D:配信してみよう→C:いまいち反響がなかった→A:何を改善したらいいのか分からない
のように、改善の段階で行き詰ってしまいます。
では、どうしたらいいか
ここでさらに〔DMを使う〕という案を掘り下げていきます。
↓
メルマガスタンドなどのソフトを使い、他社のメルマガを参考にしながら既存顧客にメルマガを定期的に配信する。
↓
- クーポンなどを添付し、メールを開封するメリットを作る
- デザインに凝る
- メルマガの頻度を調整する
など、
最低でもここまで掘り下げた上で、各々の案でPDCAサイクルを回し、どの案が最も効果が出るのかを確認します。
ここまでして初めて何が原因かが分かってきます。
このようにミクロマクロの概念を分け、ミクロの概念で分類分けした上で、さらに掘り下げて具体的なプランを立てることでPDCAサイクルをスムーズに回すことが可能となります。
PDサイクルや、CAサイクルができていない
前述したように、プランがおおざっぱだと具体的な行動に移せません。仮にチェックするも何を評価してよいのかがわかりません。せいぜい良かった悪かった程度の判断しかできず、全く改善につながりません。
また、プランがしっかりしていて、行動ができていても
データ収集をして改善策(仮説)を立てなければ、いつまでたっても改善されません。
PDCAサイクルはある程度時間がかかるため、モチベーションの維持も大変です。
しかしミクロまで掘り下げて取り組むことにより途中で挫折するということがかなり減ります。
また、PDCAサイクル行っていると思っていても意外と忘れます。
どのフェーズを今行っているのか、紙にでも書いて常に把握しながら行うことがサイクルを効率的に回すコツです。
いかがだったでしょうか?
PDCAサイクルは、論理的思考を公式化したようなものなので、どの分野においても利用価値があると思います。
ビジネスのみならず皆さんの生活の中にも取り入れてみてはいかがでしょうか?
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