カルロス・ゴーン会長が逮捕され、連日各種メディアが大きく報じています。

 

「コストキラー」や「ミスター調整(FIX IT)」 などの異名をもつ、

 

自動車業界の経営再建のプロとして名高いカルロス・ゴーン氏は、1999年から日産に入り抜本的経営改革を行ってきました。

 

敏腕経営者の逮捕の報道を受け、筆者も本当に驚きました。

 

そこで今回は、日産の今後はどうなるの?3社統合の見込みは?日産の株価は今後どうなっていく?など気になるところを調査していこうと思います。

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カルロス・ゴーン氏逮捕|事件の概要

各種メディアによると以下のように報じられています。

日産自動車(本社・横浜市)のカルロス・ゴーン会長(64)が自らの報酬を過少に申告した疑いがあるとして、東京地検特捜部は19日、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑でゴーン氏を逮捕した。過少申告した金額は億単位にのぼるとみられる。

出典:https://www.asahi.com/articles/ASLCM5QBXLCMUTIL02C.html

 

要するに、自分の役員報酬額を詐称して申告したことが罪に問われたということ。

 

表向きには、少ない金額を公表していたのに、裏ではガッツリもらっていてその金額は約50億円にも上るようです。

 

有価証券報告書の虚偽記載ということなので、粉飾決算などではありませんが悪質は悪質。

 

私利私欲を優先してしまったのでしょう。優秀がゆえの驕りだったのでしょうか…

 

一方で、Newsweekにて以下のようにカルロス・ゴーン氏の逮捕に異論を述べる解説もされています。

 

NBCの記者で、長年デトロイトをベースに、米国自動車産業の栄枯盛衰を目撃してきたフィル・ボー記者は、CNBCテレビで非常に困惑した表情を浮かべ、「ルノー、日産、三菱の三社連合のトップを務めるゴーン氏に対して、日本の日産が告発しただけで日本の検察庁が逮捕するというのは異様です。経営に問題があるのなら、国際的な第三者委員会などの調査が必要です。そうした第三者的な調査もなしに、いきなり逮捕というのは理解できません」と述べていました。

確かに、アメリカ的な価値観では、親子関係のある企業グループは連結して一つの企業体として見るべきであり、グループの一つに過ぎない日産が内部告発しただけで、グローバル企業のトップが逮捕されるとか、解任されるというのは企業のガバナンスとして不自然に見えるのは事実です。

このように、アメリカには「経営者の腐敗」という観点で厳しく見つめる視線と同時に、グループ企業の総帥に対して、グループを構成する一企業が独断でローカルな国の捜査当局に捜査協力している状況への違和感もあるわけです。

出典:https://www.newsweekjapan.jp/reizei/2018/11/post-1048_2.php

 

確かに、グループ企業の傘下の日産の声一つで逮捕に動くのは珍しいと思います。

 

日本の国税は、カルロス・ゴーン氏が私的に報酬を利用するために受け取っていたことに対して

 

「明確な悪意を感じる」として逮捕したのだとか。

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日産の今後はどうなる?

事件を経て、今後の日産はどう信用を取り戻していくのでしょうか?

 

カルロス・ゴーン会長の逮捕を受け、当面の日産の経営方針も公表されていません。

 

事態の進行が進むにつれ、今後の方針を決定していくことでしょう。

 

また情報が入り次第追記したい思います。

 

日産・ルノー・三菱自動車の3社連合は今後は?

ルノー・日産自動車・三菱自動車アライアンスのロゴ

日産・ルノー・三菱自動車

出典:http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1803/02/news047.html

 

現状、フランスのルノー、日産、三菱自動車の三者連合については継続すると思います。

 

しかし、3社を束ね、日産、三菱自動車のトップを兼任してきたカルロス・ゴーン氏が拘束されたことで混乱は避けられないでしょう。

 

ルノーは日産に約43%出資しているので、資本の割合的にはルノーが優勢。

 

その仲介に入り双方に利益があるように束ねてきたキーマンが逮捕されてしまったので

 

場合によっては日産に分が悪くなるかもしれません。

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後任は誰になる?


カルロス・ゴーン氏は日産と三菱自動車の会長を務めていましたが、

 

現在の日産の社長、西川廣人氏がCEOなので、兼任してそのまま会長職を引き継ぐかもしれません。

 

外国人経営者を国内にいれるからこうなるんだ!などの意見もありますし(結果論ですが…)

 

事態を収束するまでは、西川氏が後任になる可能性が高いのではないでしょうか?

 

また、三菱自動車の現在のCEOは益子修氏なので、カルロス・ゴーン氏の後継ぎとして、益子氏になる可能性も非常に高いですね!

 

ともあれ、火がつきっぱなしの状況で、時期役職の発表はないと思います。

また続報があれば追記したい思います。

 

元従業員からも怒りの声が

東京都武蔵村山市の旧村山工場は2001年3月、「ゴーン流」のコストカットで閉鎖された。スカイラインなど看板車種を累計約1000万台生産した主力工場があった敷地は今、大型ショッピングセンターが立地し、かつての面影はない。

市内の商店街で茶葉販売店を営む森田勝男さん(76)は、「日産関連の部品工場が次々と閉鎖され、市内に家を建てた工場従業員は他の県への異動を余儀なくされた」と振り返る。ゴーン会長の逮捕に「身勝手で人情がない人だと思っていた」と憤った。

村山工場で働いていた男性(64)は当時、神奈川県横須賀市の工場への転勤を受け入れた一人だった。「日産復活のため」というゴーン会長の言葉を信じたからだという。男性はすでに退職したが、「完全に裏切られた。ごまかした50億円があれば、もっと設備投資だってできたのではないか」と怒りを隠せなかった。

出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181120-00000029-mai-soci

 

日産復活を表向きに、劇的なコストカット≒(従業員を大幅に解雇)して経営改革を行ってきて、

 

私利私欲を満たしていたことが発覚し、従業員からは怒りの声が寄せられていました。

 

日産在籍当時も、「ゴーン氏は身勝手で人情がない」とまで言われていたそうです。

 

経営者としてはコストカットのため、従業員解雇というのは必要悪の対応だとは思いますが、

 

こうした事実が明るみになってしまった以上はそうも言っていられない状況です。

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ゴーン会長逮捕で株価への影響

本日20日には、日産自動車関連企業の銘柄は売り一色。

 

時事ドットコムでは以下のようにまとめられていました。

20日の東京株式市場では、金融商品取引法違反容疑でカルロス・ゴーン容疑者が逮捕されたことを受けて、同容疑者が会長を務める日産自動車の関連銘柄が軒並み売られた。日産株の終値は前日比54円80銭(5.5%)安の950円70銭と、約2年3カ月ぶりの安値だった。

日産傘下でゴーン容疑者が会長を兼務する三菱自動車の株価は50円(6.8%)安の680円。日産車体や日産東京販売ホールディングスの株価も値を下げた。日産株は一時940円まで下げ、売買代金が東証1部全銘柄のトップだった。

出典:https://www.jiji.com/jc/article?k=2018112000825&g=soc

 

日産株価 ↓↓↓


 

海外の投資家にも影響を及ぼし、日本の企業全体の信用問題に関わってくるでしょう。

 

海外企業の監査や癒着に関しては詳しくないですが、日本企業独特の「忖度?」が悪い方向に出ています。

 

この5年ほどで内部告発による事件は乱発していますよね。

 

ネット社会になってきたのも理由の一つですが、昔は「ご愛嬌」で済まされていたのが黙認できない世の中になりつつありますね。

 

まとめ

敏腕経営者として、実績を出されていた方がこうして逮捕されていくのは非常に残念です。

 

しかし、カルロス・ゴーン氏が優秀なのは事実。早く襟を正して復活していただきたいです。

 

正直人物が人物なだけに一発実刑とはならないかもしれませんが、相手は日本の「国税」。正直どうなるかは分かりません。

 

今後の裁判日程や判決がどうなるかは現在公表はされていませんが、情報が入り次第追記していきたいと思います。

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