一般的に行動が大事だといわれていますが、もちろんそれを大前提として、行動を成功に導く上でもっと大事なこともあります。
それは準備です。
準備より行動だ!
という意見も一理あり、否定はできません。
〔行動〕=〔準備を含む行動〕という解釈ができていればいいですが、
〔行動〕=〔何も考えず即行動〕という解釈だと非常に危険です。
私は、
〔行動〕=〔ある程度の市場のリサーチ(準備)〕→〔行動(動きながら考え修正)〕
が理想の動きだと思っています。
参考:PDCAサイクルが回らない!気を付けるポイントとは3選
それはなぜか、以下の3点にまとめてみました。
行動の質が上がるから
準備をして先に行動指針と立てておくと、行動する際に次のステップが予期できるので一つ一つの行動に集中することができます。
また、段取りができているので、二度手間になる事態を回避できます。結果的に時間のロスを減らせます。
努力を正しいベクトルで行わないと成果が得られないから
スキルを効率的に上達させるためには、やみくもに行動を乱発していては結果が出るのに時間がかかってしまいます。人生には時間が限られているので、ある程度効率よく努力をしていかないと期限内に一定の成果をあげることはできません。
そのため、方法論を学ぶ際にはどこで学んだらよいのかしっかりとリサーチする必要があります。実力もない人の元で学んでも成果が得られないと同じです。
いまや超有名になったテニスプレイヤーの錦織選手も、日本でテニスをしていては才能が開花できないと、見切りをつけ幼少期からアメリカに渡っています。メディアではあたかも日本人ということを強調していますが、錦織選手を鍛え上げたのはアメリカです。笑
このようにリサーチをして行動しないと、成果を上げられなくなってしまいます。どこで第一歩を踏み出すのか、「リサーチの上で行動する」そのプロセスを迅速に行える人が勝ちます。
リスクヘッジのため
リスクが伴う行動は、何かを成し遂げるためには必ず通る道です。経験にはリスクが伴います。
もちろん経験は何よりも勉強になりますが、復活するのに大きな痛手を負うと、株式市場のように一発退場になってしまうリスクを孕んでいます。
例えば、危険地帯に旅行する際などに全く調べないままとりあえず行動だ!と意気揚々と動き出すのは愚の骨頂です。
そんな人いないだろ!
と思いますが、以外と準備を疎かにしている人がいます。笑
自覚がないんですね。
上記の例は極論ですが、失敗してもやりようによってはいくらでも復活はできるので、命がなくならない程度に管理をしていけばいいと思います。
ただ、そこまでリスクの伴わない趣味や新しいことに挑戦するのは、調べてもわからないことだらけなので、とりあえずやってみるという行動が非常に大事です。
とりあえずやってみてそこから、誰に教わろうかなー?どうやって身に付けようかなー?というように準備に移行していくやり方が最も効率がいいです。
一方でリスクが伴うであろう分野に参入する際には、一定量のリサーチ(準備)が必要なので、状況に応じて臨機応変に準備と行動の順序を変えていくといいと思います。
“準備と行動の配分”についての記事も合わせて読んでみてください!
コメント